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感染性胃腸炎(ウィルス性胃腸炎)

毎年、11月から4月にかけてウィルスによる感染性胃腸炎が大流行します。特に12月が流行のピークです。感染性胃腸炎は、主にノロウィルスやロタウィルスなどに感染することによって起こり、激しい嘔吐や下痢、発熱などの症状が現れます。

 

感染経路と症状

ノロウィルスは非常に感染力が強く、早ければ10時間以内、通常は1日~2日の潜伏期間の後に、下痢、嘔吐、発熱などの症状が出始めます。嘔吐や下痢、発熱が1日~2日ほど続きますが、ウィルスが完全に体外に排出されれば、通常は1日~2日程度で症状が改善し、回復に向かいます。

 

ロタウィルスの場合は、激しい嘔吐が起こり、水状のサラサラした白っぽい下痢便が続きます。吐き気はほとんど1~2日でおさまりますが、下痢は1週間ほど続きます。熱は出る場合も出ない場合もあります。

 

いずれのウィルスの場合でも、脱水症状に注意しましょう。激しい嘔吐や下痢で体力を消耗すると、脱水症状になり、重症化する危険性があります。特に乳幼児や高齢者は抵抗力が弱く、重症化しやすい傾向にあります。水を飲んでもすぐに吐いてしまったり、おしっこが半日以上も出ていないというような症状があれば、すみやかにクリニックを受診して下さい。また、嘔吐したモノで喉を詰まらせて窒息したり、誤嚥して肺炎を起こすこともあるので、注意しましょう。

 

感染予防

ウィルス性胃腸炎は、主に感染者の汚物を触った手にウィルスが付着し、その手で食べたり、目をこすったり、鼻を触ったりして、粘膜にウィルスが付着し、体内に侵入してきます。また、乾燥した汚物からウィルスが空気中に舞って、それを吸い込むことでも感染します。ノロウィルスの場合は、ウィルスに汚染された食品(貝類など)を加熱せずに食べることで感染することもあります。

 

ウィルスに感染しないために一番有効な手段は、こまめな手洗いです。外出から帰った時、トイレの後、調理する前など、手洗い用洗剤を使って爪の中まで丁寧に洗い、流水で洗い流すようにしましょう。

 

家族に感染した人がいる場合は、しばらくの間食器やタオルの共有は避け、汚物の処理をする際にはできれば使い捨ての手袋をするか、処理した後には必ず手を洗うようにしましょう。回復したように見えても、1週間から1カ月くらいの間はウィルスが排出され続けています。特に患者の嘔吐物には、大量のウィルスが含まれています。嘔吐物で汚れてしまった洗面器やトイレ、床は、ペーパータオルできれいに拭き取り、ビニール袋に入れてしっかりと密閉して処分しましょう。汚れてしまった床や容器などは、0.05から0.1%の次亜塩素酸ナトリウム(キッチンハイターなどの塩素系洗剤)で拭き取って消毒します。衣服やタオルに付いてしまった場合は、洗剤で洗った後に、85度以上の熱湯で1分間煮沸消毒します。布団に吐いてしまった場合は、きれいに拭き取った後に、熱湯をかけて消毒し、さらに天日干し、アイロンを当てたりすれば、ウィルス除去にかなり効果的です。

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