神奈川区、港北区南部の皆様へ 福澤クリニックは外来診療から在宅医療まで一貫して担う医療機関です。

tel
パンフレットダウンロード

病気辞典病気辞典

更新
糖尿病

11月14日は、世界糖尿病デーです。糖尿病のことを世界中の人に知らせるために、様々なキャンペーンが行われます。

 

糖尿病ってどんな病気?

糖尿病は、中年太りのおじさんの病気?と思っていませんか?今では、糖尿病は子どもでもかかる一般的な病気となっています。

 

糖尿病は、血中のブドウ糖が全身の細胞にうまく取り込まれなくなり、血中に溢れてしまう病気です。血糖値が一定以上に高くなると、尿にブドウ糖が出て、尿が甘くなることから、「糖尿」という名前が付けられました。

 

人間の体は、非常に多くの細胞で出来ています。これらの細胞が活動するためには、十分な酸素とエネルギー源(ブドウ糖)が必要です。正常な人の場合は、すい臓から作られるインスリンというホルモン物質が働いて、血中のブドウ糖の量をコントロールし、体を動かすために必要なエネルギーが細胞内に取り込まれ、余分なエネルギーは、脂肪やグリコーゲンになって蓄えられます。

 

しかし、高カロリー食、不規則な生活、なんでも自動化、どこでもエアコン、運動不足、といった現代人の生活では、エネルギーを使うことが少なく、脂肪が溜まりすぎてしまいます。内臓に脂肪がたまると、血糖値を一定量にコントロールするインスリンの働きが悪くなります。これが進行すると、常にインスリンが不足した状態となり、体を動かすのに必要なエネルギー源となる血中のブドウ糖が、筋肉や脳、臓器の細胞にうまく運ばれなくなり、神経障害や腎症、動脈硬化、視力低下などの合併症を引き起こします。最悪の場合は、昏睡状態に陥り、死に至る恐ろしい病気です。

 

糖尿病の種類

糖尿病は、インスリン異常の原因によって、次の4つのタイプに分類されます。

 

1型糖尿病:(インスリン依存型糖尿病)

すい臓でインスリンを作る細胞が破壊され、インスリンが不足する

 

2型糖尿病:(インスリン非依存型糖尿病)

食べ過ぎ、飲みすぎ、運動不足など、生活習慣が原因でインスリンが出なくなる。日本人の9割以上がこのタイプ

 

遺伝子異常:

先天的な遺伝子異常、または肝臓やすい臓の病気、感染症などが原因

 

妊娠糖尿病:

妊娠中に悪くなり、出産後は回復することが多い

 

 

糖尿病の症状

正常な人の血糖値は、70~140mg/dLの範囲内です。血糖値が200 mg/dL程度の糖尿病初期のうちは、ほとんど自覚症状がありません。300 mg/dLを超えると、次のような症状が顕著になります。

 

  • すぐに喉がかわく、飲んでも乾きが癒されない
  • 最近太ってきた、食べてもすぐにお腹が空く
  • 尿の回数、量が増えた、残尿感がある
  • 疲れやすい、全身がだるい
  • 手足がしびれる
  • 足がむくむ
  • 目がかすむ、よく見えなくなる
  • よく汗をかく

 

糖尿病は、初期のうちは他の病気と症状が似ていて、気づかないことが多いので、健康診断を定期的に受けて血糖値をチェックすることをお勧めします。放っておくと、末端神経障害で手足が麻痺したり、足が壊疽して切断を余儀なくされたり、自律神経障害で網膜の血行が悪くなって失明する場合もあります。また、腎臓の毛細血管が細くなり、尿を作れなくなったり、動脈硬化を起こしたりします。

詳しくは、日本糖尿病学会のホームページも参考にして下さい。

http://www.jds.or.jp/

 

糖尿病の治療

1型糖尿病の人は、インスリンの量が絶対的に不足していますので、インスリン注射による薬物療法が必要になります。その他のタイプの人は、まずは食事制限と生活改善、運動療法を行います。生活改善をしばらく続けても、思うような効果がない場合は、薬を併用して血糖値を下げます。しかし、薬は病状を和らげる補助的なものであり、そもそもの生活習慣を変えなければ、いつまで経っても病気が回復することはありません。糖尿病の治療、予防に一番大切なのは、生活習慣を改善し、肥満を解消することです。

厚生労働省による糖尿病ページは、ストーリー仕立てで解説しています。参考にしてみてはいかがでしょうか?
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/kenkou/seikatu/tounyou/

その他、糖尿病ネットワーク:http://www.dm-net.co.jp/ では、糖尿病に関する様々なお助け情報が掲載されています。

 

病気辞典トップへ