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熱中症

人間は、皮膚表面から熱を逃がして、体温を調節しています。体温よりも気温が適度に低い時は、皮膚から熱が奪われるので、体温を一定に保つことができます。また、汗をかくことで、汗が蒸発するときの気化熱(熱を奪う作用)を利用して、体内の熱を外へ逃がして体温調整しています。しかし、気温が体温よりも高い場所では、体の熱をうまく放出できなくなり、発汗による体温調整だけに頼ることになります。そんな時に、十分な水分補給を怠っていると、汗が出なくなって、熱を外に逃がすことができなくなり、体に熱がこもってしまいます。

 

体に熱がこもり、熱中症の症状が出ると、めまいや吐き気、手足のけいれん、ひどい時には、内蔵機能の停止、意識障害を起こすことがあります。熱中症になるのは、猛暑や炎天下で屋外にいる時だけ・・・と誤解している方も多いようですが、室内でも体を動かしたりしていると、筋肉からたくさんの熱が放出されますので、体温が上昇して熱中症になることがあります。また、湿度が75%以上になると、汗をかいても蒸発しにくいため、熱をうまく発散できず、体内に熱がこもりやすくなります。風が弱い日も、体から発散した熱が逃げにくくなるので要注意です。実際、梅雨明けの前後で熱中症になる患者さんが多くみられます。一般的に、体重の約3%以上の水分が失われると、体温調節機能がうまく働かなくなると言われています。

 

熱中症の予防法

十分な水分補給

一度に大量の水を飲んでも、急激には吸収されませんので、こまめに水分補給することが大切です。汗のつぶが流れていなくても、皮膚は常に発汗しています。喉が渇いたな?と思う前に、少しづつ飲むように心がけましょう。スポーツや野外活動などで、たくさん汗をかいた時などは、スポーツドリンクが有効です。汗で失った塩分も補給できる上に、素早く体内に吸収されます。

 

運動するなら、30分ごとに小休憩

野外活動は、日中の暑い時間帯は避けるようにましょう。基本的に、皮膚温度よりも外気のほうが高い場合は、原則、運動するのは避けたほうがよいです。もしも運動するなら、30分に1回は涼しい場所で休憩を取るように気をつけましょう。

 

吸湿性、通気性の良い服装

皮膚からの発汗や放熱を妨げないように、吸湿性や通気性の良い衣服で薄着をするようにしましょう。

 

高湿、高温の季節は、体を慣らしてから

梅雨の時期など、高温だけでなく、湿度が高い時も熱中症になりやすいです。スポーツ合宿や屋外のレジャーに出かける際には、初日は軽めの運動にして、体を徐々に慣らしていくようにしましょう。

 

熱中症になったら?

横になって体を冷やしましょう

もし、気分が悪くなったり、体がほてっている様子なら、木陰や室内の涼しい場所へ横になって、衣服をゆるめてラクにして、首筋や脇の下、足の付け根などの太い血管が通っている場所に、アイスノンや氷を当てたりして体の温度を下げるようにしましょう。また、腕や足などに水をかけて、ウチワや扇風機で風を当てて冷やすのも効果的です。

 

冷たいスポーツドリンクなどで水分補給しましょう

失われた水分と塩分を同時に、素早く補給できるスポーツドリンクなどで水分を摂りましょう。意識がない場合や、吐き気がある(または嘔吐している)場合は、誤って気道に流れる危険性があるので、口から水分補給するのはやめましょう。

 

こんな時はすぐに病院へ!!

  • 呼びかけても反応しない(意識不明)
  • 皮膚が赤くなって、体に熱を持っている(体温39度以上)
  • 汗をかいていない

 

便利サイト

日本気象協会では、毎日の熱中症注意指数を地域別に公開しています。お出かけの際にチェッしてみてはいかがでしょうか?

http://www.n-tenki.jp/HeatDisorder/

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