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肺ガン

肺ガンは、肺に空気を送る気管、気管支、肺胞の粘膜や分泌腺にできる悪性腫瘍のことを言います。40歳以上の男性に最も多いガンで、女性では胃ガン、大腸ガンに続いて3番目に多いと報告されています。肺ガンは早期発見が難しく、また転移も早いため、進行状況によっては手術不可能であったり、抗がん剤が効きにくく、発病すると1年以内に死亡するケースが多く、生存率10~15%と非常に低い恐ろしいガンです。
肺がんの危険因子は、喫煙です。喫煙者は非喫煙者に比べて、約4.5倍も発ガン率が高まります。1日の本数×喫煙年数=喫煙指数が600を超える人は、高リスク者です。

 

肺は全身へ酸素を運ぶ血液の通り道となることからも、ガン細胞が脳や骨、肝臓など他の組織に転移しやすく、また再発しやすいというリスクを持っています。

 

肺ガンは、ガン細胞の種類によって次の4つに分類されます。最も発生率が高いのは、腺ガンと扁平上皮ガンです。

 

(1) 腺ガン

肺の抹消(肺野部)に発生するガンで、胸部レントゲンに映りやすく、約40%の肺ガンがこれに当たります。女性に多く、リンパ節に転移して他の組織に浸潤すると手術が難しくなります。肺野部には感覚神経がないため、自覚症状がなく、気がついた時には末期まで進行しているケースが多くあります。喫煙者でなくても発生することが多いガンです。

(2) 扁平上皮ガン

肺の真ん中にある肺への入り口(肺門部)に発生する多いガンで、喫煙者に多くみられます。早期に発見できれば、生存率の高いガンです。

(3) 大細胞ガン

大細胞ガンは、上記の腺ガン、扁平上皮ガン以外で細胞が大きく、比較的発生率は低いのですが、発生すると転移が早く、手術するのが難しいガンです。

(4) 小細胞ガン

小細胞ガンも喫煙者に多いガンです。ガン細胞は小さく、進行が早いので、発見した時には手術しても手遅れになっている場合が多いです。

 

検診

肺ガンは進行が早く、自覚症状が出たころには既にガンが進行していて手術するのが難しいケースが多いので、定期的な健診で早期に発見することが大切です。特に喫煙者は、毎年ガン健診を受けるようにしましょう。

 

主な症状

  • 咳が2週間以上続く、空咳が出る
  • 痰に血が混じる
  • 喘鳴(ヒューヒューする息)、息切れ
  • 声がかすれる、聞き取りにくい声になっている
  • 肋骨、腕、首、肩のあたりが痛い
  • 水を飲むとむせる

ガンが進行すると、発熱、体重減少、上半身のむくみ、頭痛、めまい、発汗量の増加、無気肺などの症状が見られます。

 

検査

胸部X線検査:

病変の場所や大きさ、深さなどを診断するのに最も一般的な検査方法として活用されてきましたが、最近ではX線では写らないような部位のガンも発見できるCT検査を用いる病院が増えています。

 

ヘリカルCT検査:

胸部X線では発見できない部分(心臓や肋骨の陰)や10mm以下の小さなガンを早期に発見することができます。

 

喀痰検査:

痰を採取してガン細胞の有無を調べます。

 

気管支鏡:

喀痰検査が難しい場合は、内視鏡を鼻や口から挿入し、気管支内のガン細胞の有無を調べます。

 

その他、胸部肋骨の間に細い針を刺して細胞摂取する方法や、胸膜の一部を摂取して検査する場合もあります。

 

治療

ガンの発生した部位や進行度合いによって、治療方法は異なります。小細胞ガンには抗ガン剤が有効ですので、主に化学療法や放射線療法が用いられます。その他のガンには、抗ガン剤が効きにくいので、手術可能な場合は、手術で病巣を取り除いてから抗ガン剤を投与します。手術できない場合は、放射線やレーザー治療と合わせて抗ガン剤を使うのが一般的ですが、高齢者の場合は副作用が強くでることがありますので、対症療法にするかどうかは、患者さんの全身状態を見て判断します。ガンの範囲が広がっている場合は、放射線治療を使います。

 

予防のために日常気をつけること

禁煙しましょう

現在、喫煙している人でも、禁煙すればガンの発生率は年々低くなっていきます。

規則正しく、バランスの取れた生活で、自己免疫力を高めましょう

最近、腸バランスを整えて免疫力を高める民間治療が話題になっています。免疫力を高めれば、ガン細胞の発生を抑えることができます。

ベータカロチンやビタミンCを多く含む生野菜や緑黄色野菜を多く摂るようにしましょう

特にニンジン、かぼちゃといった緑黄色野菜に多く含まれるベータカロチンは、喫煙による細胞へのダメージを抑える効果があります。

脂っこいものや、アルコールは控えましょう

 

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