横浜市では、人生の最終段階での医療・ケアについて、市民の方それぞれが元気なうちから考え、希望を意思表示できるように「医療・ケアについての『もしも手帳』」を作成しました。
市内全域の各区福祉保健センター高齢・障害支援課、在宅医療連携拠点、地域ケアプラザで配布を開始していますが、
当院でも配布を開始しました。
見開きで薄く、持ち運びしやすいコンパクトなサイズ(9.5cm×13cm)です。
お薬手帳のケースとセットでお配りします。
考えた内容を携帯することで、かかりつけ医やかかりつけ薬局等との話し合いにつながります。
受け取りご希望の方は、受付スタッフまでお申しつけいただくか、お電話にて笠原または小林までお申しつけください。
■使い方
1、「考えてみる」
- まずはご本人が質問に答えながら、自分の考えを整理してみます。
考える際には質問の順にこだわらず、答えた質問を振り返ることも有効です。
2、「話し合ってみる」
- もしも手帳を見ながら、ご本人が整理した考えを人生の最終段階の医療・ケアにおいて関わってもらう人たちと話し合います。
これにより、ご本人が「もしも」の際にご本人が望む医療・ケアを関わってもらう人に伝えることができます。また、話し合うことで考えている内容がより深まる可能性もあります。
3、「かき直す」
- 話し合いや時間の経過、状況の変化によってご本人の考えが変わることがあります。考えが変わった際は再度かき直しておきます。かき直したらまた話し合いをしておくようにします。